音無の滝物語
朝からすごくいい天気。昼間はすごく暑くなりそうだったんで、早く行って、早く帰ってくることにした。
朝の9時頃に寮を出発した。三千院までは、京都駅からバスが出ているということなので、とりあえず京都駅までバスで行くことにした。三千院は、京都市の北東部にあり、観光名所になっているんだけど、朝早いということで、京都駅から乗ったバスは空いていた。
#ラッキー!
9時半過ぎに、バスは京都駅前を出発し、一路三千院に向かうのだった。
途中、いつも歩きなれた四条河原町を通った。バスの上から眺める景色は、いつも見る景色と少し違っていた。
繁華街を過ぎると、建物の数が減り、代わりに緑の割合が増えてきた。窓から外の景色を眺めていると、写真を撮りたくなる程の美しい景色がいくつかあった。「バス止めてぇ〜。」と言うわけにもいかないので、今度車で来たときのお楽しみにすることにした。
11時前に、三千院に到着した。帰りのバスの時間をチェックしてから、滝を目指して歩き出した。三千院に向かう遊歩道を通って行くと、今回目指す「音無し滝」と三千院との分岐を示す看板があった。たいていの人は、左側の三千院に行くんだけど、まずは、直進してこの滝に向かうことにした。この分岐の辺りまでは、道ばたに
お土産物屋さんがたくさん並んでいた。一番多かったのは漬物屋さんで、それ以外にも
せんべいや、焼き餅や抹茶プリンなどを売っていた。漬け物にはあまり興味がなかった
けど、せんべいと焼き餅と抹茶プリンには惹かれてしまったので、帰りに買うゾッ!と
心に誓って先を進むのであった。
三千院との分岐点を過ぎると、急に山道に変わってしまった。小川のせせらぎを右手に感じながら、10分ほど歩くと「音無し滝」に到着した。滝の高さは、20メートルくらい。名前の通り、静かに水が落ちる”優しい”滝だった。滝は、人間と一緒でいろいろな顔を持っている。その水量や落差によって、力強かったり、優しかったり・・・
滝を見ながら水筒に入れてきたお茶を飲んで休憩していると、50代くらいのご夫婦が滝を見に来た。2人ともサンダル履き出来ていたのには、少し驚いてしまった。もっと
大変な山道だったら、どうするつもりだったんだろうか?
#まあ、その時は途中で気付いて引き返すんやろなぁ(^O^)
だから、サンダル履きでも歩けるくらいの山道ってことかな。
#めっちゃ、私向き \(^O^)\
そこで、10枚ほど写真を撮り、満足して滝を後にするのであった。
せっかくここまで来たんだから、三千院に行かない手はないやろう、と思い、先ほどの分岐点で右に曲がることにした。
以前家族で三千院に来たことがあった。たぶん高校の時かな。その時は、三千院に行くのが目的ではなくて、京都に来たついでに行ったんだと思う。バスで三千院に着いたのが、夕方の4時をまわっていたので拝観時間に間に合わず、30分ほど周辺を散策して帰った記憶がある。そのころは、まだ”滝好き”になっていなかったので、この奥に滝があることすら知らなかったんだけど。
三千院の入り口で、拝観料(530円)を払って靴を脱いで中に入った。中には、お経だとかありがたいお言葉の書かれた色紙だとか、昔使われていた刀だとかが飾られていたが、私にはよく分からなかった。唯一分かったのは、中で引いたおみくじが”大吉”だったことくらいでしょうか(笑)
きれいに手入れされた庭もあったんだけど、どうもこういうのは苦手ですね(^_^; あまりにも、”作られた美”を見せられている感じがして。どちらかというと、”自然の中から溢れてくる美”の方が好きですね。どこかのCMみたいに「何も足さない、何も引かない。」っていうのがいいような気がします。
三千院を出て、すぐ近くの土産物屋さんに入った。そこには、いろいろな民芸品や、地酒等を置いていた。いつもは、ほとんどビールしか飲まないんだけど、こういうところに来るとおいしい地酒が飲めそうな気がしたので、「大原」という名前のお酒を1本買って帰ることにした。
戻るときは、来るときに目を付けておいたものを片っ端から買った。まず、抹茶プリン。試食もさせてもらったんだけど、なかなか美味しかったんで、4個入りのやつを買った。それから、焼き餅を買った。これは、直径5cmくらいの丸い餅を串に3個刺して焼いたもので、みそのたれが付いていた。これもなかなか美味しかったですね。歩きながら焼き餅を食べてたんだけど、食べ終わらないうちにせんべい屋さんに着いてしまった。口をもぐもぐさせながら、せんべいを選んで買った。手に持っていた焼き餅食べ終わった串を見かねたせんべい屋の主人が「その串を捨てておきましょうか?」と言ってくれたので、「ラッキー!」と心で叫んで捨ててもらうことにした。本当は、せんべいを買うときから、そう言ってくれないかなぁ、なんて考えてたんですけどね。
昨日のところは、これで目的を果たせたので帰ることにした。
近畿の滝へ
Copyright (C) 1998 Kazuyoshi Nakajima