私の三段峡物語
[第3部]
第3回目の挑戦は、1996年10月10日〜12日。今回は、「3度目の正直」ということで、今回三段峡にたどり着けなければ、私はこことは縁がなかったということで諦めるつもりだった。3月末と11月末は雪でダメだったので、今回は10月に行くことにした。これなら、大丈夫だろう。
天気も上々で、幸先の良いスタートとなった。今回も、車で神戸から北上して中国道を西に向かった。前回と違うのは、車がファミリアからプリメーラになったことと、大学生から社会人になったことかな。
初日は、三次にあるビジネスホテルに泊まった。ここは、前回三段峡にチャレンジしたときにも泊まったホテルだ。
次の日の朝、まずその近くにある常清滝に行くことにした。その後、一般道で高田インターまで行き、そこから中国道に乗った。
戸河内インターで降りて、国道191号を30分ほど走ると前回路面の雪のためにスリップした現場に到着した。前回はさすがに写真を撮るほど余裕がなかったので、今回はばっちり”事故”現場の写真が撮れた。前回までは、三段峡の駅前にしか行けなかったんだけど、今回はその先まで行って、北側から攻めることにした。
駐車場に車をおいた。さすがに今はシーズンだけあって、車もバイクもたくさん止まっていた。そうでなくっちゃ!誰もいないようなときに来ちゃ行けません!
車をおいてしばらく歩くと、二段滝に行くための渡船場があった。この滝へは、歩いていくことはできないので、この船に乗って行かなくてはならない。船には、私と夫婦が2組乗った。乗ってすぐに猿飛びというところを船が通った。これは、猿が飛び越せるくらいの切り立った狭い壁があるので、この名前が付いたそうだ。実際に、この上を猿が飛んだとか飛ばないとか・・・
10分ほどで、二段滝に着いた。でも、どう見ても一段滝なんだよね。そばにある看板を見てみたら、どうも昔は二段だったんだけど、昭和63年(1988年)の豪雨の際に一段崩れてしまったようだ。まあ、いっか。滝の水量はとても豊富で、そこからの渓流はすごく澄んだ水が流れていた。
それから、今度は三段滝に向かった。この渓谷内の遊歩道は、きちんと整備されていてとても歩きやすいし、なんといってもアップダウンが少ないので私向きなんだよね。二段滝から30分ほど歩くと到着した。こちらは、ちゃんと三段あったのでホッとした。でも、3回目にしてやっとたどり着けたんで、とても感動した。しばらくこの滝を眺めることにした。私は、この滝を見るために、大雪に降られたり、車をスリップさせたりして死ぬ思いをしたんだなぁ、なんて思いながら・・・
三段峡を満喫した後で、すぐ近くにある聖湖に行った。この湖は、昭和32年に造られた幅約1km、長さ3.5kmの人造湖で、入り江や島、岬と変化に富んでいてとても美しい。写真には撮ったものの、写真に撮るのがすごく勿体ないほどいい湖だった。

この後どうしようかなぁって考えた。確か今月は10月。ということは、神無月。じゃあ神様は何処に?出雲大社だー、っていうことで行くことにした(笑)。
三段峡を出る頃には、昼2時をまわっていた。戸河内インターまで戻り、中国道を三次インターまで戻った。そこから、国道54号(出雲街道)を北上することにした。この日の宿泊は、JR松江駅のすぐ南にあるビジネスホテルにした。一般道を走るのは、以外に時間がかかり、ホテルにたどり着いたのは夜の8時をまわっていた。
次の日の朝に国道9号線を西に向かった。いざ出雲大社へ。
ここに来たのは2回目で、以前来たのは島根医大にいる高校の時の友人を訪ねた時なんだよね。何度来てもここはいいですね。とても偉大で重みを感じます。
その後、日御碕灯台に行くことにした。この灯台の上から見える海が何とも言えずいいですね。前回は冬の寒い時期だったので少し寂しい景色が広がっていたけれど、今回は天気も良く美しい海が広がっていた。海好きの私には、たまらない景色でした。
これで、足かけ2年半にわたる三段峡への旅が終わることになる。最後には、結構意地になってたところもあったんだけど、無事にたどり着けて本当に良かった。そして、意地になってくるだけの価値は十分にあった。その後、会社の友人がこの辺に旅行に行くということがあったので、一押ししてしまった。そして、この友人も大変満足して帰ってきたのであった。
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Copyright (C) 1998 Kazuyoshi Nakajima