九州の滝
1.屋久島の滝
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- 1995年7月29日から5日間の日程で、鹿児島県の屋久島へ旅行した。
旅行のきっかけは、「一度でいいから寝台列車に乗ってみたい!」
という所から始まったため、寝台列車の「彗星」に乗り宮崎まで行き、
そこで在来線に乗り換えて鹿児島へ行った。寝台列車(B寝台)の乗り心地はと
言うと、お世辞にも広いといえないベットであったのに加え、
夏休み期間中のために一晩中子供達が走り回っていたので、
あまり休むことが出来なかったのを覚えている。
鹿児島港から約2時間半ジェットフォイルに乗ると、屋久島に到着した。
このジェットフォイルは、「トッピー」というかわいい愛称が
付けられていて、乗船中はほとんどゆれを感じないくらい快適な乗り心地で
あった。
昼過ぎに屋久島に到着して、まず気が付いたのは、海の色が深い青色で
あったことだ。鹿児島港の海の色は、今まで見慣れた青色をしていたが
その色とは全く違っていたのに驚いた。まさに、「南国の色」と
いう感じだった。
屋久島は、周囲約105km程の小さな島ながら、2000m級の宮之浦岳を含めて
40の山々が連なり、「洋上アルプス」の異名を持つそうだ。島内最大の植物は
屋久杉で、ここでは樹齢1000年を超えたものだけが屋久杉と呼ばれており、
その数は16000本を超えるといわれる。また、この島には人と猿と鹿がほぼ同じ数
(2000ずつ)だけ生息しているという。
島内では、レンタカーを借りて観光することにした。この島は、世界遺産に
指定されていることもあり、島内の自然を守るための監視員が常時調査を
行っているそうだ。観光途中で、たくさんの監視員の姿を見たのを覚えている。
まず、はじめに見たのは、島の西南にある
大川(おおこう)の滝である。この滝は、落差88m、幅が22mで、水量がとても豊富な
滝であった。滝壷のそばまで行くことができるが、飛び散る水しぶきのために
ずぶ濡れになってしまうため、少し離れて写真を撮ることにした。これだけ
水量が豊富な滝を間近で見ることができたので、炎天下で火照った体には
特に気持ちが良かった。
次に島の南側にある千尋(せんぴろ)の滝
を見に行った。この滝は、落差60mの二段滝で展望台から眺めることになる。
この滝を見たのは、ちょうど夕方だったため、夕焼けの色と滝がマッチして、
とてもきれいだった。展望台から滝を眺めていると、滝の下流辺りに遊歩道があったので、
体力があればもう少し滝に近付けたと思う。
この夜は、空港近くにあるビジネスホテル(1泊朝食付きで4800円)に泊まって、
明くる日の午前中に紀元杉を見に行く事にした。屋久杉ランドまで車で行く途中で、
道路前方に数匹の猿を発見した。慌てて車を止めて
カメラを準備して再び前を向くと、ボンネットの上に数匹の猿が乗っかっていた(笑)
少し怖くなったので、
写真を後回しにして恐る恐る車を動かすと、ボンネットの上の猿は降りてくれた。
屋久杉ランドから紀元杉のある所までは、砂利道が続いていたので、屋久杉ランドで
車を止めて、約2kmの道のりを歩いて行くことにした。約1時間ほどの山道であったが、
途中で猿に遭遇しないかと冷や冷やした。道すがらどことなく甘い香りがただよって
いたのは、屋久杉の香りであることは後で気付くのであった。また、途中で「命の水」と
称された涌き水があり、その水のおかげで生き返る心地がしたことを覚えている。
やっとの思いで紀元杉に到着すると、その大きさに圧倒された。直径は、私が
両手を伸ばしたくらいあり、樹齢約3000年の風格を感じさせる。
屋久杉ランドから車で戻る途中で、偶然鹿の親子に
遭遇することができた。とても、貴重な体験ができたと思う。
1泊2日の駆け足での滞在であったが、この島の魅力を充分感じ取ることができた。
機会があれば、今度はもう少し長く滞在したいと思う。
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Copyright (C) 1998-2000 Kazuyoshi Nakajima